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令和 3年第2回定例会(第4号 7月16日)

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  1. 広陵町議会 2021-07-16
    令和 3年第2回定例会(第4号 7月16日)


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    令和 3年第2回定例会(第4号 7月16日)             令和3年第2回広陵町議会定例会会議録(4日目)                  令和3年7月16日               令和3年7月16日広陵町議会               第2回定例会会議録(4日目)  令和3年7月16日広陵町議会第2回定例会(4日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  松 本 貴 子     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。     (A.M. 9:59開会) 日程番号      付 議 事 件 1  一般質問 ○議長(吉村裕之君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  それでは、日程1番、一般質問を行います。  15日の一般質問に続き、12番、青木義勝議員の発言を許します。  12番、青木議員! ○12番(青木義勝君) 皆さん、おはようございます。議席番号12番の青木でございます。議長のお許しを得まして、一般質問をさせていただきます。  それでは、まず、冒頭で失礼します。議会だより113号に要望の件は掲載しましたが、コロナ禍での家計支援の一助となるように、町民1人につき1万円の給付及び町指定ごみ袋無料引換券の配布の要望を笹井議員の提案を受けて、議員全員一致山村町長に要望しました。結果、町長も快く同意をされて、今議会に予算を計上されました。改めて敬意を示したいと思います。  それでは、質問に入ります。  質問事項1番でございます。水害(洪水・堤防破堤、内水氾濫、避難所)の備えでございます。  本町周辺地域は、内陸性気候で、海洋性地域よりも比較的降雨量の割合が少ないとの説明がありましたが、しかし、地球温暖化の影響で気候変動が激しい近年、本町周辺地域においても、過去に経験のしていない想定を超える集中豪雨も予想されます。台風シーズンに備えて、このときの人身も含めた被害を最小限とするために、今回の質問の趣旨である行政の責務として、過去の災害及び災害の規模と、そのことで得た教訓の伝承、現在の災害と被害の規模の予測をして、それに対する備え及び課題の把握、そして、今後想定を超える災害の予測に備えて減災に努める、そのためには、現状を町民の皆さんに、あらゆる手段で周知を図れば、認識を共有できると思います。そして、有言、デマとかで誤った行動を防げて、冷静に町の対策本部の指示で敏速に行動を願えると私は思っております。よって、詳細についてを質問をいたします。  まず、①として、洪水の歴史です。これを知っておこうと、そういうことです。  そして、②として、過去及び今後想定の最大雨量、これはハザードマップにも示されております。広陵町についてですよ。  それから、③として、土石流発生の想定される本町に場所があるのかないのか。  ④として、河川の源流地、ア、高田川、イ、葛城川、ウ、広瀬川、エ、土庫川、オ、馬見川の源流をお尋ねしたいと思います。  ⑤として、水田の面積と対総面積との割合です。これはなぜ聞きたいかというと、保水能力のことで聞きたいというもので、⑤でございます。  そして、⑥として、田んぼダム、これも私あんまり知りませんでしてんけど、田んぼダムが非常に費用対効果でいいということも聞いておりますので、これの本町の現状及び費用対効果についてをちょっと詳しく教えていただきたいと、こういうことでございます。  そして、⑦として、ため池の安全状況及び改修の必要箇所、これあると思いますけど、これについてもお願いします。やはり、結構広陵町は高いところにもあるわけですので。  ⑧といたしまして、計画中の調整池の各貯留量、どのぐらい想定して造るのか、そして形態、どんな形態でやっておられるのか。そして、渇水時の活用及び完成時期ですね。渇水時の活用というのは、私は大事だと思っています。これは、ア、広瀬川、イ、古寺川、ウ、馬見川に個々お願いしたいと思います。  そして、⑨として、令和2年6月議会で、私の質問の浸水危険時の緊急一次避難所に校舎の2階以上を活用すべきとの質問に対して、緊急時に可能とするために、学校及び関係機関と協議を行うとの答弁であったが、約1年間経過したが、結果、結論を確認します。これは先に聞かれた方もありましたけれども、そういうことでよろしくお願いをいたします。  そして、大きい質問事項の2番目として、アフターコロナ禍行政サービスのあり方(行政は最大のサービス産業)と提唱された、元出雲市長で、元衆議院議員岩國哲人氏の言葉であるが、私は今でも真理と思っております。その当時は、潜在的に風潮としては、国も地方ももう役所はおかみで、上から目線との感覚の世間でしたが、そのことを改めるために、あえて民間の価値観を持って、提唱されたと私は思っております。市長在任たった1期間でしたけれども、様々な実績により、改革市長として、その名を全国に注目されました。近年は、一方的でなく、町民は権利を主張し、そして義務を果たす。そして、官民協働で事をなしていくと、そういうことですね。このような感覚の浸透についてを双方が努力すべきと、私は必要と思っております。  行政サービスは、受ける町民、提供する側の行政とのキャッチボールだと私は解釈をしております。中にはキャッチのしがたいくせ球の場合は、よく協議をして、理由を説明し、道理に合致すれば、キャッチ、受けて、取って、実施をすべきだと思っております。もしも町民が努力と妥協の全く余地のない身勝手で理不尽な暴投であれば、そのことを説明をして、キャッチもしない、受けない。公益保持のために、私は当然であると思います。今回もちょっと議案に挙がっております訴訟の件もありますので、そのことも含めてお願いします。  そういうことですので、今後、このような状況の増加が私は懸念をしております。行政システムデジタル化に伴い、より合理的にスピーディーとなるが、しかしその反面、民、すなわち人ですね。町民、すなわち人相手の行政側が人間味の希薄化が進めば、いわゆる行政は最大のサービス産業、この言葉の意義の再認識がより重要不可欠になったと思っております。アフターコロナ禍を見据えて、本町行政のハード、ソフト両面から、機構をゼロベースでの構築に、もちろん専門家の指導も受けて、特に若手職員の参加の庁内議論をおのおの自分がトップになったつもりで、熱い議論のできる部隊をつくっていただきたいなと。これをつくるための絶好期だと私は今思っておりますので、具体的な見解を伺いたいと思います。  以上で、演壇からの質問は終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁お願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 青木議員さんの二つの御質問にお答えを申し上げます。  まず、1点目の(水害、洪水、堤防波堤内水氾濫、避難所)の備えについて御質問をいただきました。  一つ目の洪水の歴史につきましては、本町における昭和以降の水害では、昭和29年の梅雨前線と低気圧による豪雨により、6月30日に葛城川左岸が決壊し、7月6日に葛城川右岸が決壊しております。昭和57年8月1日の台風10号による戦後最大の豪雨では、広瀬川など町内の低平地を中心に広範囲な浸水被害が発生いたしました。平成29年10月22日の台風21号による豪雨では、広瀬川の大場地区ではボートで住民救助を行う等、町内各河川で大規模な内水氾濫が発生し、浸水家屋は12件、避難者数は259人となる被害が発生いたしました。  二つ目の過去及び今後想定の最大雨量につきましては、大和川水系の河川の流域面積では、12時間継続雨量最大流量に大きく関連いたします。過去の最大雨量といたしましては、昭和57年の台風10号と平成29年の台風21号において、12時間の継続雨量として約150ミリが記録されております。近年の気候変動により、過去の実績を上回る豪雨が発生する可能性が高まっているため、12時間継続雨量での最大雨量を316ミリと設定し、各市町村の洪水ハザードマップが作成されております。  三つ目の土石流発生想定場所につきましては、本町には、土石流や急傾斜地の崩壊、地滑りなど、土砂災害警戒区域等の基準に該当する場所はございません。  4つ目の町内5河川の源流地につきましては、高田川と葛城川は、ともに金剛山を源流としております。曽我川は、御所市と五條市の境界にある竜門山地を源流としており、第二浄化センター付近で葛城川と高田川と合流した後、大和川に合流します。広瀬川、土庫川は葛城川の支川であり、馬見川は高田川の支川となりますので、源流は山地ではなく、広瀬川は大和高田市の松塚付近、土庫川は葛城市笛堂付近、馬見川は広陵町大塚付近が源流となります。  5つ目の水田面積及び総面積に対する割合及び治水能力につきましては、農林業センサスによりますと、西暦2000年の営農耕地面積は352ヘクタールで、町総面積の22%ですが、2020年では273ヘクタールと約80ヘクタール減少し、割合も5%低下して17%となっております。  水田の治水能力につきましては、水田は畦畔に囲まれたプールのような形状のため、雨水を一時的に貯留する機能を持つとともに、広瀬川や古寺川、馬見川など内水浸水地域の農地は、遊水地としての機能を持ちます。  6つ目田んぼダムの現状と必要性の有無、費用対効果につきましては、田んぼダム正式名称水田貯留となりますが、排水口に流出量を小さくするオリフィスを設けて、水田に降った雨がたまりやすくし、畦畔を補強してかさ上げすることで、雨水を一次的に貯留する能力を高め、田んぼを小さなダムとして治水利用を図るものでございます。他の貯留施設に比べ、大きな工事も必要なく整備費が安いため経済性は高いですが、ためる水深が浅いことから、貯留量を確保するには広い面積が必要になります。町としても地元水利組合の協力を得ながら、県と協力して事業の推進を図っているところでございます。  現在、南郷地区で6.6ヘクタール、試験実施している寺戸区では1.2ヘクタールが完了しており、合計約8,000立方メートルの貯水量を確保しております。今年度の予算は500万円、このうち町負担は25%で、約2ヘクタールの水田で、2,000立方メートルの貯留量を整備する予定でございます。  7つ目のため池の安全上改修の必要な箇所につきましては、本年度から防災重点ため池を対象とした耐震性調査を実施しており、必要に応じて安全対策を実施いたします。また、防災の観点から、ため池パトロールを実施しております。  8つ目の計画中の三つの調整池の各貯留量、形態、渇水時の活用及び各完成時期につきましては、調整池は、浸水被害の発生しやすい河川沿いの農地を買収し、地盤を掘り下げて整備を行います。広瀬川調整池は、深さ2.5メートルで自然排水方式としており、貯留量は約4万3,600立方メートル、完成目標は令和7年3月としております。  古寺川調整池は、池の深さ3メートルでポンプ排水方式としており、貯留量は約3万立方メートル、完成目標は、令和6年3月としております。  馬見川調整池は、深さ1.5メートルで自然排水方式としており、貯留量は約3万2,500立方メートル、完成目標は、令和7年3月としております。  調整池は、雨天時以外の平常時は空となりますので、池底を広場として整備すれば多目的な利用が可能となります。適切な維持管理方法などを十分に考慮しつつ、検討を進めてまいります。  9つ目の浸水時の緊急一次避難所に学校校舎活用につきましては、岡橋議員の御質問にもお答えいたしましたが、出水期における避難所の開設は、町内の指定避難所18か所のうち、浸水想定区域以外の9施設としておりましたが、浸水想定区域の方々の避難場所の確保を図るため、教育委員会及び学校と協議を行い、今年度から浸水想定区域内の小学校において自主避難所を開設することといたしました。具体的には、警戒レベル3前後において、町内指定避難所を開設するとともに、北小学校東小学校の上階の空調設備が完備された特別室を一時的な自主避難所として開設いたします。また、必要に応じて各地区の公民館や集会所も一時的な自主避難所として活用できるよう、区長・自治会長と協議を進めております。  2番目のアフターコロナ禍行政サービスのあり方について御質問をいただきました。答弁でございます。  議員が紹介されている岩國哲人氏は、出雲市長在任中、行政は最大のサービス産業、小さな役所、大きなサービスという持論を基に、市役所の市民サービスの在り方を改革するとの方針を示され、行政サービスを行政の側からではなく、市民の側から考える行政改革を実行されました。  昨今のコロナ禍、今後のアフターコロナの時代を見据えた行政サービスの在り方につきましては、岩國氏が提唱された「分かりやすく、暮らしを良くするために行政サービスをどう良くしていくか」という原点に立ち、最少のコストで最大のサービスを実現するために、どういった方法で分かりやすく答えを出していくかが大切であると考えております。  行政は、町民にとって大切なものであり、分かりやすいものでなければならないという基本的な考え方を持って、従来の業務遂行方法を見直し、必要な組織の再構築をするとともに、行政手続等デジタル化についても推進していく必要があると考えております。  また、行政運営に欠かせない人材育成の推進という面では、人材をマネジメントするという視点に立って、必要な人材の確保、育成・能力開発に取り組み、限られた人財を最大限に活用することによって、組織力の向上を図る必要がございます。  特に若手職員につきましては、職員の説明能力の向上を目的として、昨年度実施しました議員の皆様への事業プレゼンテーションをはじめ、庁内の様々な事業のワーキンググループ等に積極的に参加することで、政策形成能力の向上に努めているところでございます。さらに、若手職員にとっては、研修だけでなく、配置によって本人にとってプラスアルファとなる仕事を任せることで、さらなる成長が期待できるものと考えております。  実務面では、現在、公共施設ファシリティマネジメントにおいて、公民連携を円滑かつ積極的に進めていく観点から、サウンディング型(対話型)市場調査等を導入しております。これは、事業構築初期段階において、公平性を確保することを前提に、民間事業者との直接対話を通じて、アイデアの収集や行政だけでは気づきにくい課題の把握などを行い、事業のポテンシャルを最大限に高めるための諸条件の整理を行うもので、職員の能力形成という点においても有効な手法であると認識しております。  これからも不断に業務執行体制執行方法等を見直し、職員の能力向上を図りながら、町民の視点に立った効果的で効率的な行政サービスの提供に努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  青木議員! ○12番(青木義勝君) 答弁ありがとうございました。  いわゆる2回目の質問でございます。いわゆる本町の洪水の歴史、私、これあえて聞きましたんは、私も記憶にある小学校6年生のときの、いわゆる昭和29年だったと思います。そういうような状況で、私覚えておりますので、6年生やったからね。もうずっと皆流れたもんを拾いに行かされて、大変しんどかったのが記憶にあります。しかし、このようにボートでも、そして、私、初めて乾パンを頂いて、金平糖も頂いて、おいしいもんやなと、こう思いまして、うちの家は、おかげさんで、ちょっと高かったんかな、もう夕方には水が引きましたので、床下ぐらいでしたので、これも助かって、こんな金平糖の味も覚えているということで、ありがたいことですので、そういう意味でお聞きをしたというのは、思い返していただこうと、そのときの知っている人がね。また、それを子供さんやとか、お孫さんに伝えもらおうと、その意味で、この歴史ということを、災害のね。これをお尋ねしたと、これが趣旨でございます。  それと同時に、人身事故があんまりなかったから大したことないやないかというのが、ここにほとんど入っています。私も。箸尾駅があれだけは波止場みたいになってはったけど、誰も死んでいませんでしたからね。人身事故がなかったということを踏まえて、亡くなったということは、ただ流された人はおりましたよ。そんなようなことで、ちょっと油断しているのが、私も含めて、本町の状況かなと、こう思っております。  そして、次に、この最大の雨量についてですねんけど、これについても、ある意味で、北校区の箸尾駅周辺であり、あの辺の想定でも、やっぱり3メートルとかいうような状況ということで、大したことないなというのも現実。ただし、それは今までのデータのことでございますので、特に本町は、今はちょっとため池の氾濫とか、決壊のあまり心配はないような答弁もございましたが、そういう意味で、そこでちょっとお聞きしたいのは、このハザードマップの、これは一応県から示していただいた、これ広陵町自身のあれに追加した、ため池のことを踏まえて、そのことの町自身のハザードマップは作ることは必要ない、そしてまた、あれにちょっと加えるということはどうかなと、こう思っておりますので、まずそのことをちょっと確認したいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 失礼いたします。  ハザードマップを昨年度、全戸にお配りさせていただきましたけれども、こちらにつきましては、先ほど青木議員が言われたとおり、奈良県の想定に基づいて、その想定に基づいてハザードマップを作っております。だから、広陵町の判断というのはそこに入っておらないわけですけれども、ため池のこともおっしゃっていただきました。ため池は、ため池でハザードマップを作成をさせていただいております。それをおっしゃるのは、町のハザードマップの中に取り込めないかということだと思います。現状そういうふうになっておらないんですけれども、ちょっとどう取り込めるかということもあると思いますので、そこらはちょっとまた検討はさせていただきたいと思います。現在は、別々のものになっております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) できれば、あるに越したことないと思いますから、そんなに難しいもんと違うと思う。これ総務部長、できればしっかりとよろしくお願いをいたします。  そして、④でお聞きした、いわゆる河川の源流、これなぜ私が聞いたかというのは、私自身もあんまり上流のことまで知りませんから、まして、そんな何の関係もないような、人手がほとんど興味もないと思います。なぜ聞いたかといいますと、やはり上流の源流はどこの地域にあるのか、果たして、葛城山とかいろいろ踏まえた中で、あとのいわゆる大雨の、そして上流での雨量、それを想定して、いわゆる予想できると私は思っております。というのは、私も自警団のときに、高田川がもう氾濫する、決壊する寸前だということで大変なとき、当然、私行きまして、そのときに、県の職員の人たちが、高田土木やと思います。いやいや、青木さん、心配はしないかんのやけど、もうこれが目いっぱいですと、高田川の今の水かさは。というのは、源流から見たら、そのような判断できませんよってに、もうそれ以上、土放り込むとか、竹切ってもっとやれというのは、ちょっともういいと思いますわと、こういうようなことをお聞きしましたので、いわゆる無駄なことをやって、慌てさせることではない。駄目になると思いますので、まず、現状をしっかりと的確に把握をしていたら、予測も間違いない予測に想定ができると、私はその意味でこの源流はどこですかと、こういうのをお聞きしたということですねんけど、こういうことについても、細かく住民に周知できれば、やっぱりまずは現状を知ってもらうということじゃないかなと私は思っております。  それから、この周知も当然ですが、そしてまた⑤である水田の面積、総面積に対する割合とか保水能力、これ田んぼダムにも関係するわけで、これはやはり、今現在もどんどん宅地化や特区ということもあって、どんどんいろんな地域で宅地開発がされておる、それは本当の意味で、やはり水田が減少していく、先ほどの答弁にも減少の傾向が如実に出ているわけですから、それをもって、やっぱり水路の三面張りでの一時水というのがありますわね。そのときに判断したりとか、そんな可能性が当然あるわけですので、その意味で、保水能力についてどうしているのかなと、どう思っているのかなということをお聞きする。ということは、やはり広陵町は、米の生産のまちで、特別でもないわけですけど、そういう意味で、いわゆる田んぼについての、もちろん治水の観点から、そういうことをお聞きしたということでございますので、減少していることは把握しておいていただいて、そういう意味で、内水氾濫の確率が高まったと、こう私は理解をしておりますので、その辺のことを確認をしていきたいと思います。  そして、⑥の田んぼダムのことですねんけど、これは私勉強不足で、田んぼダムって、私、農業していませんから、特に疎いわけですので、ほんでそれをちょっと調べさせていただきまして、その意味でお聞きもしたら、担当のほうにもね。こういう状況でお聞きしていたのは、今年度の主要事業のところで、名前が、いわゆる水田貯留促進事業ってあって、田んぼダムでうかっとしていましたから、そういう意味で、現に寺戸や斉音寺でしていると。そして、今言う、南郷地区については、これから予算化をしてやっていく。これ私タブレット田んぼダム、私も分からなかった田んぼダムは、こんなもんやということをタブレットにアップしておりますので、また後ででも見ておいていただきたいと思います。  これについて、費用対効果の説明もありましたが、これは本当に、いわゆるあぜ道の高さまで上げるだけで、そしてちょっとしたら管をして調整するわけ。そして、保水能力をさっき答弁でもありました。面積がようけ要りますけど、それについては、費用対効果でしたら、非常に私はいいんじゃないかなと。それと水田のいわゆる守るための、そういう農家の人も、そういう意味では、砂防で放ったらかしているというのも少なくなると思う。治水の立場でお願いをすれば、保水の立場でお願いすれば、荒廃農地を何とか協力してもらえるんじゃないかなと。その意味で、お聞きしたということで、ちょっとそのことについてどう思っておられるのかちょっとお聞きしたいと思います。田んぼダムのことについて。 ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 田んぼダムは、議員おっしゃるように、非常に安価でお金かけずに水をためられるということで有効なんですけれども、ある程度、面積が非常に大きな面積が必要、今計算させていただいているのは、水田10センチ程度水がためられるであろうという計算をしていまして、1ヘクタール当たり1,000立米という計算になってくるわけなんですけれども、ためられるとはいえ、24時間程度でためた水を排水するという形になってきますので、平成29年の21号台風のときのように長い雨が降り続くと、若干効果的には弱い。ちょうど平成29年の大雨の前に、9月の中頃に1時間に80ミリぐらいの雨が降って、広陵町内でいろいろあふれたことがあったと思うんですけど、そういうゲリラ豪雨と言われるようなものに対しては非常に効果があるというふうに言われていまして、いろいろ特性がありますけれども、治水上の効果というのは、一定あるというふうに考えております。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) おっしゃるとおり、私もそれは人工的にやっているダムではないわけ。ただ、いわゆる自然の田んぼの活用というものには、それは一時的、広陵町の雨水の量から見たら、ある意味でも、これは機能、非常に効果的になるんじゃないかな。みんなやっていただいたらですよ。かさちょっと上げて、貯水、保水の量を増やしていただいたら、ということで、先ほども言いましたように、水田の管理をやっぱり地主さんなり、また耕作者がやってもらえると私は思うわけやねん。その意味から見てもね。作りなさいとか、荒廃地で放ったらかさんといてくれというのは、今までも皆言っておられますけど、こういう治水について、保水についても大切ですから、皆様方のところに浸水したらいかんのやから。そういう意味でも、田んぼを守るということも踏まえて、やはり保水の能力を高めるためには、やはり水田の管理を十分お願いしてください。また、そういう視点でお願いする、ちょうどいい状況、農業者の皆様の団体に対して、そのようなお願いをしていっていただいたほうがいいんじゃないかなと、そう思ってお聞きしたということでございます。  それから、⑦でお聞きした、ため池の安全性の状況は今お聞きしましたけれども、パトロールもして、いろんな安全箇所の点検をしているというのをお聞きしております。確かに、ため池というのは、沢もそうですし、疋相もそう、結構高いところに、当然、当時はかんがい用やとか、農業用の水の確保ということのためにあったと思いますので、そういう意味で、もうそれがあんまり用を足していないような状況で放置されていたら危ないと。沢の池も結構今もやっていただいておりますけど、護岸工事をやっていただいておりますので、もしも決壊とかしたら、高いところにありますから、ずらっと皆下流に被害が出ると私は思っておりますので、十分監視していただきたいなと、こう思っての質問でございました。答弁でよろしくお願いいたします。答弁であったので、それで結構です。  そして、⑧として、調整池の問題の件でございます。これは広瀬川、古寺川、馬見川の今現在計画中ということで、ちょっと答弁にも書いていただいておりますが、私も自分でちょっと調べもさせていただいて、私は、当然これは治水対策で、これはもう当然やっています。さっきもちょっと答弁がありました。渇水時の活用ということで私言うているわけですね。もちろん渇水やなかっても、水が必要ない場合もあると思います。なぜそれを言うかというのは、御存じのように不毛田川もありますね。あれの調整池についても、ちょっとしたブランドにとかいうのになっています。そういう意味で、特にまた箸尾準工の関連である古寺川の遊水地の問題については、特にあそこへやっぱり企業誘致、企業が来て、従業員が来て、それから葛城川があり、そこでやっぱり憩いの調整池、すなわち、憩いのベンチもちょっと作ったりして、憩いの場所にするというのも、私は大事なのかなと、相乗効果もあると思いますのでね。そういう意味では、工場立地で迷惑をかける周辺の人にあるかも分かりませんので、それについて、調整池をうまく憩いの場所として、周辺もまた企業の従業員にも使ってもらえるんじゃないかなと、こう思っていますので、その点についても、その跡地の活用を、今はまだ計画はないということでしたけど、いわゆる、それについて、ちょっと私の言うていることを推進してもらえないかなと、こう思っておりますので、ちょっと。
    ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 調整池のふだんの平常時の有効活用ということで、以前から何回も皆様から御要望を受けておるんですけれども、今、掘り下げ式で池を造りますので、それも一番川沿いの低地で造りますので、ボーリングの結果、地下水がかなりの高いところに出ているというのが今分かっております。ですんで、その地下水がどの程度になるのかというのが、やっぱり掘ってみないと分からない部分がありまして、どこまでしっかりとした池底の地盤を確保できるのかという部分がございまして、今そういった部分も含めて検討させていただいているところなんですけれども、不毛田川の調整池も一部、高田川沿いに小さな池があって、そこで湧いてきた水をためて、ポンプでふだんもはいているという状況になっておりますので、そういった工夫をして、できるだけ使えるような形にしていきたいなというふうには考えておるんですけれども、まだちょっとどれぐらいの量が湧いてくるのかという部分で、不確定な部分があるので、明解な答えができないという状況であることを御理解いただけたらと思います。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) 理事、もちろん現状把握していかなあかんけど、そやから、それはうまくできるのであれば、そういう目的の使用のできるような場所にしていただきたいと、これはあえて要望しておきます。  そして、⑨であるが、校舎の活用の件で、これ令和2年の、1年前にやりましてんけど、岡橋議員やほかの議員さんにも答弁ありました。いや、私はそれでいいと思います。これはもうもっとはよに、そんなことというか、1年、今言うている町長の答弁でも、いろいろ協議をして、何とか可能な状況にするために努力しますといって、1年努力していただきましたけど、ちょっと町長も触れておられましたように、電気設備は、ちゃんと浸水、今、北小学校とか東小学校、地下にあるのかそれは知りませんけど、上にあるようにしやないかん状況になると思います。これ国も、この間、新聞にも報道されていましたように、何としても校舎をある意味で。というのは、もう耐震とかいうのは、結構校舎はできているところがあるわけですから、広陵町もそうです。そやから、地震に対しては当然あれですけど、今言う、浸水に対してのやっぱり校舎は3階であり5階建てであり、結構、堅固であるわけやから、要は、使い方をうまくプラスアルファ出せば、ハード面においても十分できるんじゃないかと、一時的な避難所としてですよ。一時的でいいわけですから、水がずっとたまっているというようなことは、あんまり広陵町では考えられないと思います。時間的に。そういう意味で、一時的に体の不自由な人も、身近にぱっとそこへ行けると。ほんでもうこれは大丈夫やということになれば、すっと歩いて帰れると、またお孫さんと一緒にも帰れると、そういう意味での校舎の活用と、こう言っていたわけですので。  そこで、国もこれを大いに推進していこうやないかということで、予算計上も考えているということが新聞にも載っていましたので、そこで、具体的な状況のことで、例えば、校舎を建て替えする場合は、ある程度その地域の浸水状況も想定の中での高床の形で取れるかも分かりませんが、そんな大層なもんではなかったら、止水板とかちょっとした工夫をして、そのハード面でも対応できるようにやっていただきたいなと、こう思っておりますので。こういうことについて、もう明日大雨来るか分かりませんので、浸水の危険が出るかも分かりません。特に北小学校東小学校であれば、特にそうですので、そのことについて、できるだけ早いこと何か要綱作りを今やっていますというふうなことを聞いていますねんけど、要綱作りに一生懸命ならんでも、明日あるか分からん、起こるか分からんもんに対して、まずは使用可能を優先して、また後で作ったらいいわけやん、いろんなことを要綱については。と私は思っています。そのことについてどう思っておられるのか、それ答えてください。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 浸水で電源を失った場合等とも絡んでくると思います。庁舎一つにとりましても、庁舎、ここらの浸水想定は最大3メートルでございます。自家発電装置も庁舎は備えておりますけれども、外にございまして、それほどの高さではございません。そういった場合、浸水した場合に、現状では電源を失う可能性が高いということになります。そこの危機管理をどうするかというところは、庁舎だけでなくて、町の公共施設全てに関して議論する必要があると思います。そこは検討してまいります。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) 総務部長、それはしっかりと敏速にやってくださいよ、敏速に。明日起こるか分からへん。これついでにちょっと申し上げますけど、老婆心でね。これ今総務部長が答弁でされております。しかし、危機管理監が本会議場におられないわけなんです。総務部長は優秀な人ですよって、それは大いに、それは結構ですねんで。しかし、不足は思っていませんよ。ただし、非常時の司令官として、町長、副町長の次に危機管理監が非常事態の災害のときの司令官になるわけです。その人が本会議にはおらないと、そういうことで、ちょっとそれも本当に危機管理をどのように位置づけているのかなと。ほんでまた危機管理監が定年退職されたら、次が育っていなかったということやねと思うわけや。それを私はちょっと不満に思っておりますので、次の質問にもちょっと関連しますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、部長、質問の二つ目に入らせていただきます。  まず、町長の答弁で、私これは、おおむねやっぱり期待どおりの答弁で、これ議論を望んでいましたので、ちょっと肩透かしに合うたように思っております。ちょっと残念やと思っています。しかし、まず1点の行政は最大のサービス産業かというのについての、この言葉についての見解、多分これは企画部長が答弁書を作成されたと思います。これについて、そしてもう一つ、業と産業とのとらえ方、これちょっと二つ、今の企画部長の認識で結構ですけど、一つお聞きしたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  行政そのものがサービス業かサービス産業だという、その違いについてお聞きをいただいたものと思います。サービス業といいますのは、本当に提供だけするもの、サービスを提供することが中心であるというふうに捉えておりますけれども、サービス産業と申しますのは、物を生み出すというところが違いであるというふうに認識をしております。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) そうすると、一番ちょっと大事なのは、行政側の人間味の希薄が進んでいくように思うと私は質問しています。この行政側の人間味の必要性について、思いをちょっと確認したいと思います。  そして、議論の舞台をつくってくれと言うているわけで、その舞台の意味は分かってもらえると思います。その件についても聞きたいと思います。  そして、このゼロベースで機構の構築、これ一番役所の皆さんにとって要らん話、嫌いですねん。こういうの、ゼロベースというの。もう改修して、改善していくというのは、大体そうですねんけど、何でこんなゼロベース考えるのかな、大体構築されたもんはあるのにという考えはあると思います。ただし、今後これから時代がころっと改革変わっていって、そういうことも踏まえて、やはりしっかり想定していただきたいなと、こういう意味で言っているわけですので、その辺の見解をちょっと部長、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ただいま御質問いただきましたのは、まず、この人間味の必要性というものが第一にお聞きいただいたかと思います。様々な行政サービス、我々行っておるわけですけれども、先ほどのデジタル化を進めるというのも、もちろん必要なところでございますが、そういったところを進めるに当たっても、やはり視点は人であるというところをやっぱり失ってはいけないというふうに思っております。また逆に、そういうデジタル化を進めることで、本来、職員として、やはり職員でしかできない業務は何かというところ、それをもう一度しっかりと認識を改める必要があると、そういうふうに進めていく必要があるというふうに思っております。  それから、もう1点は、お聞きいただいていました議論の舞台を用意するというお話でございます。これは恐らく、次の世代、次の時代を担う若手の職員たちを交えた、そういった組織づくりについての意見を聞く機会というふうに私は捉えさせていただきました。現在、本当にいろいろな形で若手職員の育成を行っておるわけなんですけれども、そういった実際の組織づくりのところに関しまして、若手の意見を聞くという機会というのはそうそうないわけでございます。それぞれの部署で今頑張っている中で、それぞれの思いを持ってくれていると思いますので、そういった機会をできましたら、ちょっと持っていきたいというふうに考えております。  それから、三つ目の組織をゼロベースということでおっしゃっていただきました。これはまさに私もそういうふうに考えております。この6月に自治基本条例施行させていただきました。それから、7月に町長が3期目始まって、そして、来年の4月から第5次の総合計画、10年間の計画が始まるわけでございます。今現在、様々な課題、それから問題等、その繕うといいますか、それをカバーするだけの考えで組織を再編するというものであっては、やはり10年後、20年後というものがどうなっているのかというところを視点をそちらに持っていって、そこから逆に、今どうあるべきかという組織づくりをこの後、夏ぐらいから始めまして、来年の4月には、しっかりとした機構改革を行えるように準備を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) それでは、ちょっと関連ですので、ちょっとまとめ的な質問をあえてさせていただきます。  私の勝手な解釈では、地方自治体の政策策定の基本的な取組計画の年単位は、これ私の解釈ですよ。山村町長のことを言うているん違いますよ。大体、周期は1期4年単位で考えられる。そして、3期12年を目途とされると私は思っております。そのような、これ山村町長がそうだと言っていませんよ。そこで、我々議会議員は、おおむねですよ、町に反対の議論は別ですよ、全くあいつ嫌いやから、何言おうと反対やと、これは別ですよ。そんなことは別として、まず議員は、町民の要望に合わせるために、優先順位について重点を置いている、私もその一人かも分かりません。それが一つの感じかなと、私ながら思っております。しかし、私が本当に指摘したいのは、どうも近年、職員さんのミスが重なって、これ町長の謝罪が続き過ぎているように私は思っております。よって、あえて苦言を呈したいと思います。  職員は、4年ごとに選挙の洗礼は受けることないわけですので、よって、世代を問わずして、ゆっくりと、しっかりと世代を問わずして、中長期のベースで、いわゆるSDGsについても、本町の将来像の構築のために、さっき触れましたが、職員同士も研さんをして、議論をして、町民の憧れる、いわゆる役場だなと。町民が憧れる役場集団かなと、こうなってほしいと思っておりますので。しかし、現の幹部及び中堅職員は、さらに心身を鍛え直して、己を高めなくては、まだ若い職員の信頼は得られないと思います。また結果を出すべきやということを言っているわけです。さらなる風紀を求めたり、企画部長、見解を問います。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ありがとうございます。最後におっしゃっていただいてました特に幹部職員の奮起というところ、議員のほうからもしっかりと問題提起をいただいているのかと思います。先ほどから申していますように、若手の職員についての育成というのは、徐々にではありますけれども、成果というものが現れてきているのではないかというふうに考えていますし、これをしっかり継続していきたいというふうに思っております。  それから、おっしゃっていただいています管理職のところでございますが、これはいま一度、先ほど申しました自治基本条例、6月に施行させていただきましたので、町行政、町職員が、これは変わっていかなければならないというふうに認識をしております。変わっていくのがどういうふうに変わっていくのかというところでございます。これはもう基本理念をしっかりと職員が理解をいたしまして、職員の責務、役割というのを理解した上で、一つ一つの仕事の中で、結果を出していくしかないというふうに思っております。  また、管理職がしっかりとした考えを持って、部下の指導に当たる、これはもう当たり前のことでございますけれども、もう一度そのあたりをしっかりと始めてまいりたいと思っておりますので、またいろいろとお気づきの点がございましたら、何なりとおっしゃっていただきまして、改善に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) そういう意味で、町長も含めて、当然町長、これ本当にミスが発生した、いろんな町民に迷惑をかけた、町長が謝罪で頭下げた、それで終わりましたということはないわけで、これは広陵町の町民なり、また町外の人たちも、やはり広陵町はこんなまちかな、もっと、いわゆる県で2番目に住みよいと、住む人の立場からやけどね。ちゃんと行政をこうやって行政側として、こういうミスが続けば、町自身のイメージが、例えば、今はコロナで駄目ですけど、またよそへ行ったときに、またどこやねん、私、奈良県の広陵町でんねんと、こう役場の職員さんが尋ねられて、広陵町って言わんとこかなというような気持ちを持ってもうてたら、働いている職員さんが誇りを持てないようなまちとなれば、名前を言うのが。そんなことになったとしたら大変なことやと私は思っております。ダメージとしても、町に。それも町長、そのことも踏まえて、やっぱりしっかりと職員、責任者、そういう原因やね。ミスの所在をきっちり見極めて、責任者は誰で、どういうことにきちっと後の手を打っていったということもしっかりとやっぱり出していかな、そのままずっと続くわけですね、同じことが。ほな、これが広陵町のいわゆる体質になってしもていくわけです。それでは町長大変やと思う。町長、しっかりちょっとその辺のこと、ちょっと時間ないけど、お願いします。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) いろいろと御指摘いただきまして、ありがとうございます。  やはり、最終責任者は私でございますので、私がしっかりせよという激励をいただいているというふうに感じてございます。いわゆる人材育成には、私は就任当初から年齢が非常に若くなるというところで心配しておりましたので、その人材育成にしっかり取り組んでまいりたいと思いますので、いろいろまた御意見を頂戴したいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、青木議員一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (A.M. 11:00休憩)     (A.M. 11:05再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、6番、山村美咲子議員の発言を許します。  6番、山村議員! ○6番(山村美咲子君) 多くの傍聴の皆様、ありがとうございます。6番、山村美咲子でございます。図らずもまた本議会もアンカーを務めることになりました。よろしくお願いいたします。  山村町長、再選おめでとうございます。広陵町にとって大きな課題が山積しておりますが、いいまちづくりの実現に向けてのかじ取りをよろしくお願いいたします。  オリンピック開幕まで1週間となりました。東京が緊急事態宣言の中で、新型コロナウイルスの感染拡大対策を最優先とする大会準備は大詰めを迎えております。世界でコロナとの戦いが続く中、創意工夫を重ねて、アスリートが力を発揮し、五輪の新しい歴史を切り開き、人々に希望の灯を与える大会となることを念願しております。  私、57年前の東京オリンピック鮮明に覚えております。小学校1年生でした。本当に入場される選手団の赤と白の制服姿が今も目に焼き付いております。当時、本当にテレビというのがまだまだ普及していない中で、本当に教室で見せていただいた、その開会式の様子が本当に記憶にまだよみがえってまいります。本当に今回、大成功していただけるようによろしくお願いします。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、御質問をさせていただきます。  質問事項1、災害に強いまちづくりを目指して。  1、危機管理に求められる組織・権限・能力についてお聞きいたします。  広陵町の体制は万全でしょうか。災害時に町長を直接補佐し、全ての職員に指揮命令ができる権限を持つ組織が必要です。組織と権限が整ったとして、それを有効に生かすために必要なのが配置される人材の能力です。災害対応等職員のスキルアップのために、防災スペシャリスト養成研修を活用してはいかがでしょうか。  2点目、5月23日に実施いたしました防災訓練から見えてきた課題についてお聞きいたします。  3点目、防災備蓄品には、食料品や、また乾電池など使用期限のある品目があるかと思いますが、期限切れ前の有効活用が図られていますでしょうか、お聞かせください。  質問事項2、コロナ禍における諸課題について。  新型コロナウイルス感染症の影響で経済的困窮が広がる中、女性が生理用品を買えなくなる、いわゆる生理の貧困も顕在化しております。これにつきましては、公明党の3月4日におきまして、佐々木さやか参議院議員が初めて今回で取り上げ、質問をさせていただきました。そして、公明党チーム3,000のネットワーク力を生かしながら、本当に全議員が各地域で、この声を上げて、今取組が進められております。広陵町におきましても、公明党議員団といたしまして、緊急要望書を提出をさせていただき、すぐ対応をしていただき、今、社会福祉協議会のほうで配布の窓口となっていただいております。しかし、この防災備品を活用しての配布となっておりますが、それが一過性に終わるのではなく、今後も広陵町の取組についてお聞きさせていただきます。  ①配布の必要性の認識についてはいかがでしょうか。  ②配布方法を増やし、続けて実施することについてのお考えをお聞きいたします。  ③いつでも利用できるよう、学校をはじめ、女性用トイレの個室に設置することについてはいかがでしょうか。  ④生理など心や体の悩みを気兼ねなく相談できる環境の整備についてお聞きいたします。  2点目、コロナ禍における孤独・孤立については、特に女性や子供の自殺が増加しております。ヤングケアラーの子供の実態を把握しなければなりません。広陵町の取組についてお聞きいたします。  質問事項3、住民の夢や希望を育てる施設の建設を。  公民館の建替及び文化芸術の振興のあり方検討委員会では、今後、公民館再整備の検討がされていきます。審議していただく中で、単なる施設の整備だけではなく、まちのビジョンが必要だと思います。まちを愛し、共に育てる人をつくるまちづくりの拠点としてはいかがでしょうか。  質問事項4、猫・犬の不妊手術補助金制度の再創設を。  令和2年12月議会で、担当部長より、補助金を再度創設して、やっぱり野良猫を減らしていくというような方向で、当然予算もありますので、前向きに検討していきたいと考えておりますと御答弁をいただきましたが、進捗状況についてお聞きいたします。  以上で、壇上での1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 山村議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  冒頭、激励いただきまして、ありがとうございました。また、傍聴席にたくさんお越しいただきましたこと感謝申し上げたいと思います。  まず、1番目の災害に強いまちづくりを目指してと御質問いただきました。  1つ目の危機管理に求められる組織・権限・能力につきましては、本町の地域防災計画及び最終確認中の業務継続計画では、災害発生時または災害が発生するおそれがある場合の庁内組織体制と配備基準、それを決定する手順、各課の所掌事務について詳細に取り決めており、そのときの状況を踏まえて、危機管理監の助言を得て、本部長である私が決定いたします。  そのようなことから、本部長である私を補佐する参謀役には、適時的確な判断ができる経験と知識を求め、その事務を遂行していくために被災地へ派遣したり研修を受けさせております。山村議員御提案の内閣府が行う防災スペシャリスト養成研修もその一つとして捉え、危機管理監に平成28年度に防災スペシャリスト養成研修「地域別総合防災研修」を、令和2年度に防災スペシャリスト養成研修「有明の丘」10コース中警報避難コース、総合管理コース、指揮統制コースを受講させたところで、引き続き本年度も受講を予定しており、他の職員への受講も働きかけたいと考えているところでございます。  2つ目の5月23日に実施した防災訓練から見えてきた課題につきましては、今回の訓練は、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発出されている中、また、奈良県においても緊急対処措置が発出されている状況での訓練でございましたので、3密を避けた自宅での安否確認訓練を中心に実施させていただきました。  訓練内容は、大勢の方が一時避難場所に避難し安否確認を行う方法ではなく、在来校区では初めての試みとして、タオルなど手近にある物を玄関先に掲示して無事であることを発信していただき、それを地区の防災担当者が戸別ごとに確認を行っていただきました。その後、安否確認結果を簡易型無線機を活用して災害対策本部に報告いただく交信訓練の実施、併せて防災協定を締結いたしました株式会社愛和の御協力の下、避難行動要支援者の避難所輸送並びに消防団による負傷者等の移送訓練を実施させていただきました。この訓練の成果として、地域住民相互が自ら安否を確認しあう自助・共助の意識、ライフラインが寸断された場合での通信手段として無線機が有効となることが確認できました。  一方、課題としては、安否確認方法については地域格差があったため、避難行動マニュアルの必要性を感じたところでございます。今回の訓練を通して得られた成果を今後の訓練に生かしていくよう努めてまいります。  3つ目の防災備蓄品の使用期限がある品目の有効活用が図られているのかにつきましては、消費期限や使用期限の過ぎた飲料水や食料品関係は口にすることはできませんが、飲料水は断水時の手洗いやトイレ用水等の生活用水として使用できるため、そのまま備蓄しており、食料品においては、消費期限が迫ったものにつきましては、町内の福祉施設に配布したり、防災訓練等で啓発用に配布しております。  また、今後は、食品ロス削減及び生活困窮者への食支援活動としてフードバンクへの提供も検討させていただきます。  2番目のコロナ禍における諸課題についての御質問でございます。  議員お尋ねのコロナ禍における諸課題の一つ目、生理の貧困についての御質問にお答えします。  1つ目の、配布の必要性の認識については、「ある」と考えており、本年6月より社会福祉協議会が、さわやかホールで配布を始めております。プライバシーに配慮し、カウンターの看板を指さしするだけで無言でお渡しすることとしており、ナプキン43枚入り70セットを準備しております。中学校2校の保健室にも、それぞれ10セットずつお渡ししております。  2つ目の、配布方法を増やし、続けて実施することにつきましては、現状、特に予算化して購入しているのではなく、防災備蓄品として保有している生理用ナプキンを更新も兼ねて配布する形で実施しており、今後も継続してまいりたいと考えております。  3つ目の、いつでも利用できるよう、学校をはじめ、女性用トイレの個室に設置することにつきましては、管理上の問題が多いと考えますので、配布手段の拡大等を検討してまいります。  4つ目の、生理など心や体の悩みを気兼ねなく相談できる環境の整備につきましては、町行政で担うには限界があり、専門の相談員が対応する「よりそいホットライン」など専門的に適切な相談をお勧めしてまいります。  コロナ禍における諸課題の二つ目として、自殺の増加とヤングケアラーの実態把握についての御質問ですが、令和2年の自殺者数がリーマン・ショック直後の平成21年以来11年ぶりに増加に転じ、その内訳として女性、子供の自殺者の数が比較的多かったことが報道されていますが、広陵町の自殺者は平成21年以降年平均4人、男性の自殺者が多い傾向となっております。  広陵町として自殺者の削減に向けては、地域福祉計画の基本目標第4の「いのちを支える仕組みをつくる」と題し自殺対策計画を掲げるとともに、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応を図ることができる人を増やすため、ゲートキーパー講座を取り入れるなど取り組んでまいります。  ヤングケアラーの問題については、岡橋議員、千北議員の一般質問にもございましたとおり、ケア対象者に関わる人たちにヤングケアラーの認識を持っていただき、SOSを読み取っていただけるよう周知してまいります。  3番目は、教育長がお答え申し上げます。  4番目の猫・犬の不妊手術補助金制度の再創設をという御質問でございます。  議員御質問の猫・犬の不妊手術補助金制度の再創設についての進捗状況でございますが、もともとは獣医師会により、平成14年度までは去勢・不妊手術費の助成がございましたが、平成15年度に廃止されたことにより、引き続き、平成18年度までの3年間町の単独事業として実施してきたところでございます。この補助金制度は所期の目標をほぼ達成できたということで、廃止している状況でございます。  現在は、所有者不明猫TNRモデル事業として、地域と連携し地域猫問題の解決に向け取り組んでいるところであり、令和2年度の実績といたしまして、50匹予定のところ、約半数の24匹ではございますが、TNRを実施いたしました。実施された地域からは大変好評をいただいているところでございます。今年度も同様にTNR事業を実施し、野良猫の減少に向けて取り組んでいく予定でございます。  令和2年12月議会終了後、去勢・不妊手術費を助成されている自治体に確認したところ、自治会長が申請し、愛護団体が活動されているとのことであり、現在取り組んでいるTNRモデル事業と何ら変わりなく、補助金と自己負担によりTNR事業をされているのが現状でございます。  本町におきましては、御質問のとおり前向きに検討すると答弁申し上げておりますが、近隣自治体の状況も踏まえますと、本町といたしましては、この補助金制度の復活をしなくても、県が実施されるTNR事業に参加することで手術費を助成されている自治体とは大きな違いはなく、一定の成果を得られるのではないかと考えております。今後も引き続きTNR事業を実施していくことで、地域の皆さんと共に野良猫ゼロのまちとなるよう取り組んでまいります。  私からの答弁は以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 傍聴の皆さん、お越しいただき、どうもありがとうございます。  山村議員さんの住民の夢や希望を育てる施設の建設をの御質問にお答えをさせていただきます。  議員御指摘のとおり、中央公民館の再整備に当たっては、今後の本町のモデルとなる要因を踏まえて、単なる施設の整備だけではいけないとの共通認識の下、今年度は、ソフト面とハード面の両側面から検討委員会で議論を進めていただく予定となっております。  中央公民館を広陵町の文化芸術の拠点としてだけでなく、委員会の中で複合施設として検討を進めることとしており、整備した施設にあらゆる人が集い、交わりながら、コミュニティを形成しつつ、広陵町を担う人材、そして地域を愛する人づくりの場として、また、文化芸術に触れることが困難な人にも文化芸術を届けることができる拠点、社会包摂への取組の場として機能できる「まちづくりのハブ施設」とすべく、今年度、検討委員会において多角的、専門的視点からの活発な議論を得て、広陵町の文化芸術の進むべき方向性を定めた文化芸術推進基本計画と、こんな施設であればよいという夢や希望のある整備案を取りまとめる予定となっております。
     以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本当にこの答弁をいただいて、今の危機管理監に関しては、平成28年度に、このスペシャリスト養成研修を受けていただき、また、令和2年度にも受けていただいているという御答弁をいただきました。これは、今現在の危機管理監だけが研修を受けているというのが現実なのではないかなと思っております。危機管理監、退職をされているわけなんですが、やはりそれは分かっていたことですよね。いつにもう危機管理監が退職だからと。ですので、次の人材は、この人にとか、こういうふうに育てようとか、その次の研修とか、また人材育成というのは、今まで考えられていなかったのかなということを、この答弁からは受け取れるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 失礼いたします。  今回、山村議員から御提案をいただきました防災スペシャリスト養成研修について、ちょっと答弁のほうをさせていただきました。これは危機管理監のほうが受講しているわけなんですけれども、この研修自体が募集人員が少なくて、全体で60名、全国で60名程度の募集でございます。そういったこともあって、なかなか応募をしたからといって、受講できないというのもありますし、そのあたりで現在の危機管理監のほうに受講いただいております。そのほかの防災に関する研修ですけれども、それは県が実施したりとか、そういった研修は随時危機管理監以外の担当課の職員も受けさせていただいておりますし、防災という面で見れば、全職員が関わってまいりますので、職員研修等も実施しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 災害は、いつ起こるか分からないという中で、私はいつも言わせていただきますが、この危機管理課というのを別できちんとつくっていただいたので、広陵町の本当に危機管理というか、防災が一挙に進んできたというのは実感しております。防災士も多くつくっていただき、防災士ネットワークの本当に組織づくりをつくっていただいたことで、本当にそれが、裾野が広がってきた。本当にその防災士の方が防災、災害に強いまちづくりを担おうという、その意識さえ出てきたと思っています。そういう中で、やはりこの危機管理監という大事な本当に指揮系統で、その方が、今こういう立場でさきの青木議員の質問にもありましたが、やはり立場的に非常に中途半端なのではないかと。やはり危機管理監だから、そうやって指示は出して当たり前という気持ちで理事者の方はいらっしゃるかも分かりませんが、やはり自分がその上になって変わったときに、本当に再雇用の立場で部長職でもない、そこで指示が出せるのかという、やはりその辺のジレンマというのは、いつも感じておられるのではないかと。やはり意識は引いてはいないんですけれども、やはりそこに少しこの間、私たち議員、防災研修を受けたときも、自分らがこう思うとか、そういう断定的な言葉、こうしていくということは、やはりなかなか言えない立場なんだなということは、実感をさせていただきました。今後やはり本当にこういうしっかりとした組織づくりというのは必要ですので、今後こういう危機管理監に変わるというか、次の方というのは、どう育てるつもりでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) いろいろ御心配をいただいておりますが、広陵町の危機管理は、現在の林田危機管理監が担っていただいていることには間違いございません。私も、危機管理の助言者として信頼を得ておりますので、当面は大丈夫というふうに認識いただきたいと思います。  その後については、私も、前部長も同じ認識を持ってございまして、その後、どう育てていくかというところを考えているところでございます。今回も県の危機管理監を務めていただいた上田さんに総務課に座っていただいておりますが、今後の広陵町の危機管理についても、チェックをしていただいておりまして、今後の進むべき方向を決めていきたいなというふうに思います。  内部から危機管理監を要請するか、あるいは外部から経験豊富な方を招聘するかという選択肢もあると思いますので、それも含めて、今現在、検討しているというところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本当に、災害がいつ起こるか分からないという御認識の下で進めていただいていると思うんですけど、例えば、先日起きました元水道局跡のああいうガスの事故ですね。ああいうことが起きたときも、やはり職員がどう初動体制をとって、誰がどう連絡をどこにつけてとかいう、そういう一つ、災害が起きたときっていう、そういうのをやはりマニュアル化されているとは思いますが、その辺のところ、もう一度確認させていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 失礼いたします。  先日の旧の水道局跡地の事故ですけれども、なかなか、まさに想定はしておらなかった事故でしたので、そういった中での対応をさせていただきました。先ほどおっしゃっていただいた危機管理監のほうもまた筆頭に、いろんな指示もいただきましたし、それから、現在は消防署の職員のOBとして、2名町のほうにも来ていただいております。それらの者も、消防署と随時連絡を取りながら、広陵町としてやるべきこと、広報等をさせていただいたところでございます。今回の件だけに捉えれば、マニュアルといったものはなかったですけれども、そのあたりは、昨日も答弁させていただきましたけれども、現在、地域防災計画の見直しをしておりますので、そこの中でも突発的な事故に対してどう対応するか、そこらをうたっていければというふうに考えております。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 2点目で聞かせていただきました5月23日の防災訓練、本当にこのコロナ禍ですので、集合するということはやはりできないという中で、知恵を絞っていただいた中で、各地域、在来地域の本当にコミュニケーションに使いながら、黄色いリボンであったり、タオルであったり、またそういうのを使いながら、安否確認をするということに一番重点を絞って、今回は防災訓練をされたと思います。それと、やはりその自治会長、区長さんと無線で連絡を取る。これも本当に初めてのことだったと、私もそこに参加させていただいて、もう本当に役場のやはり担当課の方、また地域担当職員の方が一生懸命事前に説明をしていただいたおかげて、やはりこれをするって、こういう報告をするというのが明確になっていたから、本当に課題も見えてきたし、スムーズに行けたところは行けたと思います。ただ、やはり地域によって温度差はあるのは事実です。本当に全戸にそうやって共通のリボンを配ったところ、タオルを配ったところ、そういうところありますし、まだまだうち地元は、まだそこまで徹底できなくて、ただやっぱり安否確認には寄っていただいたとか、今後の課題が見えてきたという、やはりこういう訓練というのは、繰り返し、繰り返しすることで課題が見えてくる、また、何をしなければいけないかというのを身に付いてくると思いますので、本当に、このコロナの中ですけれども、やはりこうした訓練というのは続けていくべきだと思っております。  それと、やはりマニュアル化することが大切なのかなと思っております。例えば、避難所を開設するときに、今の計画の中では、職員に対して誰がどうして何をするというのはうたわれているかも分かりませんが、その災害時には、その方がいらっしゃるというのは、断定はできないんですね。保証はされていない中で、本当に地元の方々で避難所運営、開設しなければならない、そういう状況の中で、何と何と何をしなければいけないかというのをしっかりとパネルとか、そういうカード形式でいいですし、そういうものが受付をしなければいけない、こうしなければいけないとか、そういうことが明確にもしあるとすれば、そこに集った方が、もし防災士であったり、また住民のボランティアであったりする場合に、自分これしますといって、明確に何をしたらいいかというのが、すぐ一目で分かるものがあれば、非常にいざというときに役立つのではないかなと、そういうことをされている自治体もありますので、今後広陵町でもそういうマニュアル化も大事、計画ももちろん大事です。マニュアル化も大事ですけど、本当に具体的なものをきちんと用意していただくというのはいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 山村議員におかれましても、防災士ネットワークのブロック長として、後日の反省会のほうに御参加いただき、ありがとうございました。その中でもいろいろ意見出ておりましたけれども、やはり、こういった訓練は反復継続することが必要というふうなことも出ておったと思います。まさに、そのとおりで、今後も繰り返し、今回在来地区だけでしたけれども、真美ヶ丘地区、その他の、もう少し小さい範囲でも結構だと思います。継続してまいりたいと思っております。  それから、マニュアル化が必要というところです。現在もいろいろ避難所の開設マニュアルであったりとか、いろいろマニュアル化を進めていっておりますけれども、いざというときにどう動くのか、そこはマニュアルを通じて訓練をすることで、あらかじめ、誰がどのように動くのかということも、いざというときに役に立つと思っておりますので、そのマニュアル化と同時に、それに沿って訓練をやはり実施していく、そういったことが必須ではないかと考えておりますので、実施してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) この無線機が有効となるということを確認できたということです。この無線機に自治会によって、もう自分たちで購入されているところ、また全然配置されていないところの、やはりそこにも格差があるんですが、これからのそういう整備計画とか、また情報というのに格差があってはならないと思うんですね。本当にスマホで幾らでも情報は得られるという方もいらっしゃいます。しかし、本当にそういうのがスマホも持っていらっしゃらない方の中で、本当に情報格差というのが出てくる、そのときの本当に特効薬というのがテレビにぼんと映し出される情報提供というのもあったと思うんです。いろんな手段、本当に災害って、情報弱者を出さないための、やはりそういう整備、制度という、補助制度もしかりですし、そういうものをきちんとして、今後整備していくつもりはいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) まさにおっしゃるとおりで、情報をどう伝えるか、情報をどう共有するかが大切だと考えております。一例といたしまして、無線機の件、挙げていただきましたけれども、無線機も、今現在では14の大字・自治会、まだ半数以下でございます。それらは、全大字・自治会で整備いただけるように補助制度も設けておりますし、働きかけてまいりたいと考えております。  IT防災無線システムの件もおっしゃっていただきました。まだ、昨日も答弁申し上げておりましたけれども、まだ少し課題がありますので、その課題を克服しながら、検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 最後の備蓄品のことなんですね。私、生理用品の対応というのは、素早くしていただいてありがたいと思ったんですが、非常に古いものだったというのが分かりました。それだけやはり更新はされていっていないのかな、現実なのかなと思っております。それに加え、紙おむつも備蓄していただいておりますが、それのやはり更新時期というのも非常に大事です。やはり10年ってなると、本当に物自体が劣化していったりとか、本当に形も変わったりしていきますので、どんどん新しいいいものが出ているのも現実ですけれども、その更新というのをちゃんと決めながら、補充していく、その紙おむつとか、ナプキンもそうですけど、きちんとこうして配布していく、フードバンクもそうです。食料品は、フードバンクに提供していくというのもありますので、ぜひ広陵町として、きちんとこうして更新していきます。こうして、ローテーションのときには、こういう利用をしますということをきちんとまた決めて、備蓄品の充実していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長吉田英史君) 食料品等、期限が明確に示されておるものにつきましては、一定の入替えでやっていけるわけですけれども、生理用品、マスクもしかりだと思います。そういったものについて、入替えどうしていくか、十分に検討してまいりたいと思います。  先ほどフードバンクの件もおっしゃっていただきましたので、そこもNPO法人でフードバンク奈良という組織もございますので、ちょっと今連絡を取っておるところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) フードバンクに関しましては、JAの広陵町にある支店も協力したいという意向がございますので、それを社会福祉協議会に伝えております。だから、そういうので、また支援の輪を広げていただいたらと思います。  2点目に移らせていただきます。  生理の貧困ということで、本当に素早い対応はしていただいたんですが、社会福祉協議会が窓口になっている。社会福祉協議会としては、いえば、この事業を丸投げされたという状態かなと思っているんです。やはり町の事業として、こういうふうに配布しますからよろしくという、今後こうしていきますという、きちんとやっぱり計画というか、そういう段取りを社会福祉協議会と協議していただいているのでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 今、この生理用品の配布をさせていただくときに、ほかのものも、例えば先ほどおっしゃっていただいておりました紙おむつであったりとか、マスクであったりとか、そういうものも配付できないかというようなところも協議をさせていただきました。さっきの備蓄品もかなり古いものであったりとかっていうところで、どういうふうに始めていいのかというところで協議をさせていただいて、今生理用品の部分だけを始めさせていただいているという状況でございますので、今後も、先ほどのフードバンクの件もございますが、備蓄品のものにつきましても、社協を通じて、期限が短いものを配らせていただいたりとか、そういうところも順次やらせていただいておりますので、今後も備蓄品等ちょっと協議をしながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) この生理の貧困につきましては、生理用品を買うお金がない、また利用できない環境にあることとして、コロナ禍において、非正規雇用において、多くの女性が職を失い、経済的に困窮する中で、注目されてまいりました。しかし、これまでにもあった生理による女性の機会損失、生理についての情報不足による女性自身の体に対するケア不足など、男社会の政治の中では、十分に理解がされずに、女性の声が挙げにくく、支援が行き届かなかった問題として、明るみに出たということは、この今回コロナのおかげかなということも思っております。その中で、本当にこの生理の貧困ということで、配布していただく、私は、やはりトイレットペーパーは、どの施設どこに行っても普通に提供はされています。ですので、このナプキンについても、この生理用品についても、自然に女性トレイに置いていただくというのが、やはり理想かなというのは思っておりますので、本当に唯一の女性部長、声を上げられる経営陣の中で、声を上げていただける女性部長に大いに期待しているところあります。  配布の仕方、やはりこの配慮していただいて、このカードを指させば渡すということなんですが、私は、やはりその先のことを、なぜ困っているのかと、そういう状態、虐待の場合もあるし、また父子家庭で、お父さんの理解が得られなくて、買ってもらえないとか、そういうこととか、やはりいろんな一人の女性に対する背景が困難になっている背景があるんです。そこに行政がアウトリーチをかけていただくために、やはりその配布のときにも、何かカード、ここに電話するとか、何かメッセージ、何か困っていることがあるならということで、直接聞くこともできるだろうと思っております。そういうことに対して、今後配慮の仕方というのはいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) ありがとうございます。おっしゃっていただいているところは十分に検討をさせていただきたいと思います。  トイレの配布のところにトイレに設置をされているというところもございますので、その辺は検討をさせていただきたいというふうには思うんですが、ただ、そこの部分というのは、トイレとおっしゃっていただいているように、トイレットペーパーと一緒で、トイレットペーパーを置いておくと、ちょっとなくなったりということも考えられますので、そこら辺は管理上の問題とかもありますので、もう少し検討をさせていただきたいとは思います。  配布につきましては、本当にお家で使われたりというところが、どうしてもなかったりというところがありますので、どういうことを思っておられるのかということで、今配布のメッセージであったりとか、そういうところも検討させていただいて、相談もしていただけるように、社協のほうも女性職員多くおりますし、福祉部、相対的に女性職員がほとんどでございます。けんこう推進課であったりとか、いろいろな場所でおりますので、窓口を広く受け止めさせていただいて、気軽に御相談に応じさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 部長そうおっしゃっていただきますけれども、なかなか住民の方って、それに触れるという機会がないんです。ですので、今は社協だけしか置いていませんね。そのカードというのか、お知らせね。これっていうのは、やはりそこに行きつかない人がいてるわけなんです。ですので、やはりそういう窓口もっと増やしていくべきだと思っています。また、学校に関しては、養護の先生が、本当にその窓口になって、そこに渡していただくとか、そこで心配というか、悩みを聞いていただくとか、そういう人に優しいまちづくりのためにも、そういう配慮、もう少し周知の方法をしっかりと考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 学校との協力につきましては、今学校のほうも置かせていただいております。養護の先生とかにも協力をいただいているというところでございますので。あと、ちょっと公共施設にどれだけ置けるかとか、いろいろ周知できる方法を本当に検討させていただきたいと思います。今、LINEであるとか、そういうもので周知ができるかどうかというところも検討させていただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 若い女性も、本当にそこで広陵町で、こういうことしているんだと、こういうこと、支援が受けられるんだという、個々に相談に行こうとか、そういうやっぱりマッチングできるように、しっかりと知恵を使っていただいて、していただきたいと思います。基本は、やはり誰も孤立にさせないということを本当に念頭に置いた施策で事業をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、3点目の公民館の建て替えについて、お聞きさせていただきます。  私、確認させていただきます。本当に公民館の建て替え問題、当初は、やはり公民館も館長であり、局長が窓口になって、そういう1万人署名を集められた建て替えを要望する会の方との交渉されていた。それが時に変わりまして、企画であったり、中村政策監が中心になって、対応していただくようになって、今回、この4月から生涯学習という課長に、尾崎課長が仕事ごと持ってきていただいて、異動になって、教育委員会にそれが移ったということで、これはしっかりと教育委員会で公民館建て替えやりますよという意思表示の下の異動だったと私は捉えておりますが、教育長、この公民館の建て替えについて、見解お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) ありがとうございます。これまでいろんな経緯はありました。ほんで、その中で、今年度から、いわゆる生涯学習文化財課という形で発足させていただいて、尾崎課長もそれまでは企画の課長としてやっておりましたので、その辺は受け継いでいただいたということはございます。  私の思いとしては、これまでいろんな状況がありますけれども、一つは、私としての、これは個人的な思いをちょっと聞いていただきたいというふうに思うんですけれども、まずは、今そういった検討委員会でずっとされています。そこは全て私聞かせていただいておる状況がございます。そういう中で、今とにかく複合的な施設を建てるという、これはもうその方の委員会のほうで進めていただいている状況かなと思います。そういう複合的な部分、いわゆる財政的な部分とかいろいろありますが、そこはちょっと私はまだ十分理解できない部分はあるにせよ、私の一つの夢としては、やっぱり複合施設を建ててもらいたいなとは思います。その公民館機能、そして文化芸術を推進するための拠点である。それと、歴史資料館、それも含めて、もう一つは、私は、自分の思いとしては、自然科学的な博物館の要素も含んだものが欲しいなと思っています。というのは、奈良県におきましては、ほとんどの市町村が持っているものというのは、やはり文化財的なものがほとんどなんですね。自然科学的な要素を持っているのは、唯一、橿原の昆虫館だけなんです。奈良県では、だからそういう意味では、これは私の一つの思いです。いわゆる西和地域のそういった動植物の博物館的なものも含めて、いろんな状況を、だから総合的に、西和地域ですから、北葛城郡であったり、あとは御所とか、葛城も含めてですけれども、そういったところに結構いろんな珍しいい動植物等もありますので、それも含めた何らかの形、これはもう夢かもしれません。そういったことを総合的な形で、そして、人々が集い、いろんなところで自然科学的もやっぱり生涯学習の一つとして、一応学習してもらうような状況もありますので、そういう思いの中での建て替えをしていただけたらありがたいなというふうに思っております。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本当に教育長の夢をお聞きできまして、本当によかったなかと思います。やはり、お一人お一人住民の方にもやはり夢があると思います。私は、本当にこの単なる公民館の建て替えという問題ではなくて、やはり広陵町のシンボルとなるような建物にしていただきたいと思っております。ここで人が集い、育っていく、本当に広陵町に住んでよかった。また、そこで子供を育てたい、そういうふうなまちづくり、人づくりができる施設にしていただきたいと思っております。  本当に未来都市に選定されました広陵町に対して、中村政策監、この公民館の建て替えについても関わっていただいておりますが、思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 中村まちづくり政策監! ○まちづくり政策監(中村賢一君) 公民館の建て替え問題については、ちょっと事務局のほうでやっていまして、最近ちょっと僕のほうは関わっていないので、すみませんが、個人的見解として答弁させていただきますことをちょっと御了承ください。  まず、広陵町では、中央公民館、中央体育館をはじめ、ミニ体育館、そのほかグリーンパレス、はしお元気村、パークゴルフ場、テニスコートと、私、いろんなところの自治体見て、かなり充実した施設を持っている自治体だというふうに認識しております。  人口規模が3万5,000人、将来3万人ということの人口規模の自治体としては、明らかにオーバースペックだというふうに認識しているんです。逆に言うと、なくてもよい施設というのが結構多いなというのが、私の見解なんです。  また最近、近隣市町と共同利用の話も進んでいますので、単一自治体で公共施設をフルスペックで整備するという時代でなくなってきているというのも事実でございます。従来の公共施設の維持管理更新を財政的視点から見れば、究極的には、所有しないという選択肢が見えてきてしまうというのが現実なんです。ただし、しかしながら、文化振興の拠点としての公民館を考えると、その施設の存在は、その地域の文化度のバロメーターでもあり、広陵町の文化度の向上に極めて有効な施設であるというのは認識しております。  中央公民館の建て替えの問題を整理してみると、中央公民館は、建築上の不備があり、是正工事をしないと現在の老朽化の改修工事をできないこと、長寿命化計画で何らかの対応をしなければいけない優先順位の高い4施設になったことが判明したこと、それから、広陵町の公共施設の維持管理更新の全体計画の中で複合化等の検討が必要なこと、それから、災害時の避難所として活用の可能性があること、それから、クリーンセンターの跡地利用が建て替えの候補地になり得ることなどの関係から、複雑で難しい条件をクリアしなければならない案件となっています。そして何より建て替えの1万人署名が提出されて、議会でも全会一致で建て替えの要望が出されたことがあります。  以上のことから考えますと、公共施設の在り方や財政上の都合、理論上の公共施設の維持管理更新といった考え方だけでは判断しかねる難しい案件であり、事務局も苦慮していると思います。最終的には、政策的判断が求められるものであり、広陵町の文化振興のシンボル的施設としてどう位置づけ、どう活用するかが重要であると思います。あり方検討会の方向性も見えてきているようなので、そろそろ割り切りと決断をする時期ではないと思いますので、これはやはり議会への説明と、それからやはり検討会の皆さんとの関係もありますので、そろそろ方向性をやっぱり建て替えについては、見える形で出すのがいいかなというのが、私の考えでございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本当に、まさにおっしゃったとおり、中央公民館、広陵町の公共施設長寿命化保全計画の中でも、本当に検討しなければいけない4つの、本当に迫っている施設の一つでございます。その中で老朽化が著しい中で、建て替え、複合化、リノベーションということが言われておりますけれども、やはりこの辺のところをしっかりと検討していかなければいけないと思っております。どこに建てるのか、今の施設をどうするのかということも兼ね備えながらですが、本当にこの検討委員会で、この答弁にもありました、今年度、検討委員会について整備案を取りまとめる予定となっております。今年度そうしたことを具体的にこの検討委員会でもお示しいただきたいと思います。ここにした場合こうなるとか、こういうふうな施設にしたら、こういうふうな、これぐらいの金額が要るんだとか、一つずつ具体的にする中での検討委員会にしていかなければ、本当に夢をやっぱり語っていただくのはもちろん必要です。いろんな夢をかなえる、その中の本当に皆さんの思いを詰め込むために、また、町としてこうしていこうという姿勢というのをしっかりと決めるためには、やはり具体的な案を持っての検討委員会にしていただきたいと思っております。  方針がもう間もなく決まります。今年度、3月議会ですか、その計画を議会のほうに出していただくという手順になっていると思っております。それと同時に、やはりこういう整備計画を具体的に議会に、3月議会でも結構です。挙げていっていただく、そういうふうな道筋というか、計画で進めていっていただきたいと思います。今年度にそれが決まれば、来年度に予算取りができていきますので、それが遅れると、どんどんこういう建て替えに関してのやはり議論ばっかりになってしまうというのが私の実感なんですね。この間、傍聴させていただいたときも、あれは方針を決めるためだから、やはり言葉の羅列ばっかりで、ここはいろいろな表現が違うとか、そういう話合いばかりになっていたかなというのを思いますので、今後やっぱり具体的に整備について検討されますので、そういう具体案を出しながらの、そしていつまでに決めて、こうして予算取りを、来年度は予算取りこうしていくんだというふうな検討委員会、今年度していただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 事務局といたしましては、年度末までに、いわゆる、このあり方検討委員会は諮問機関でございますので、そういう答申をいただいて、理事者といいますか、内部で調整をして、議会に基本計画をお示しをすると。その流れに沿ってやらせていただくという姿勢でございます。  具体には、今言うている文言云々というようなところもございますけれども、この7月、8月には視察、いろんな施設がございますので、そういったところへも視察にも行ってということで、段階を踏んでというふうには考えてございます。  答弁にもありますように、しっかりとこの基礎を固めやんと駄目だというところで、若干、あり方検討委員会の中では、嬉々として進まないというような委員からの御意見もいただいておる部分はありますけれども、3月には成案として、議会にも承認をいただけるように持っていきたいと考えてございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) それは、整備計画も含んでのことですね。 ○議長(吉村裕之君) 池端事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 文化芸術の推進基本計画というところでございます。これ具体的にハードの、建物ということになりますと、このあり方検討委員会でも、もちろん場所的なところとか、こういう建物とかいうようなものは検討いただいて、諮問いただくわけですけれども、具体には、やっぱり基本計画でそれを立てていくに当たって、実施設計というようなところになりますと、また違う組織が、それはそれなりの専門の組織が必要になると思います。そちらに向けて、しっかりとつなげていけるように、今申しました基本の計画を出すと、そういうところでございます。この計画ができて、イコールもう全ての整備計画ができるというのは、ちょっと時期的にも、期間的にもあまりにも無理がございますので、そのような流れで進んでいかせていただきたいと考えてございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本当に具体的にしっかりとこうした計画だけではなくて、本当に整備についての検討がなされる委員会開催をよろしくお願い申し上げます。本当に具体的に、こういう設備について出されないと検討もできないと思います。  最後の質問です。  猫の去勢とかの手術の補助金ですが、町独自でやる方向ないのかどうかってなってしまうんですが、それについてしっかりと。前のをつなぐんじゃなくて、新たなやっぱり補助金制度、地域猫に対する補助金制度というのを創設はしていただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) ただいまの御質問でございますが、以前あった補助金では、飼い主、飼い猫、飼い犬に対する助成金という補助でした。今回は、当然個人ですね。飼い主さんの責任において、それはしてもらうということで、補助金の復活はないと。新たに考えてございますのは、今、県のほうでTNR事業をやっておりました。それは県のほうも枠取りがありますので、枠を超えた分については放置できませんので、その分を見越して、超えるのを見越して予算取りはしていって、町としてTNRを続けていきたいと。県の事業でできなかった分を町の予算の中でしていきたいと考えてございます。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 町独自の事業でもしていただくという答弁だと捉えます。大事なのは、やはりボランティアの裾野を広げる、それに多くの方が協力していただかないと、捕獲の頭数も増えないと思いますので、それと、やはり財源です。かつて議長もおっしゃいましたけれども、ふるさと納税を活用するとか、そういう方法を生駒市ですか、されておりますので、広陵町でも検討していただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 以前、議長のほうから御質問ございました、ふるさと納税でございますが、その件につきましては、生駒市のほうに確認しましたら、令和2年度で1,500万円ふるさと納税で猫に使ってくれという形でございまして、現在使われたのは370万円ほどで188匹したということですので、またそれは担当課のほうといろいろ協議いたしまして、今でも5つのふるさと納税使う分がありますので、その中で項目を増やしていければいいかと。猫だけにこだわらず、うちとしては、環境問題全般的な項目として増やしていけたらというふうに考えておりますので、それは協議会、検討していきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) しっかりと前向きに、具体的に、来年度からでも実施できるようによろしくお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、山村議員の一般質問は終了しました。  以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、本日は、これにて散会します。     (P.M. 0:05散会)...